消費者金融が総量規制の対象になっているのはどうして?

シェアする

※本サイトは、アフィリエイトプログラムを利用し、アコム社、アイフル、プロミス、SMBCモビットから委託を受け広告収益を得て運営しております
消費者金融が総量規制の対象になっているのはどうして?

初めてカードローンを借りるとき、申し込みに必要な書類や借入金額にかかる利息保証人などについてわからないことがあると思います。総量規制のように初めて聞くような言葉もあるはずです。お金を賢く上手に利用するためにはカードローンの審査を受ける前にしっかり理解しておくことが大切です。そこで今回は消費者金融でお金を借りる時によく聞く”総量規制”とは何かをご紹介します。

総量規制とは?

総量規制とは?
プロミスアイフルなどの消費者金融が提供するカードローンを利用するとき、”総量規制”という仕組みが適用されます。総量規制とは借入金額が年収の3分の1以下の範囲で制限される仕組みのことです。総量規制の対象となるのは個人向けの貸付のみで、法人や個人事業者向けの貸付には規制はありません。消費者金融は、個人にお金を貸すとき指定信用情報機関から開示される個人の信用情報を調査し、他の消費者金融から借りた借入残高を確認します。カードローンだけでなく、クレジットカードを使用した借入についても総量規制対象となるので、カードローンで年収の3分の1以下であってもクレジットカードでの借入の合計が年収3分の1以上になる場合、借りることはできません。また、50万円以上の貸付の場合、もしくは他の消費者金融の借入残高を含めた合計金額が100万円以上の場合、収入証明書の提出が必要です。このように、総量規制は金額面での制限と提出書類の義務化をしているものです。

クレジットカードやカードローンの過去の返済履歴などもチェックします。
消費者金融のカードローンの審査基準を理解しましょう!今すぐ基準をチェックしてお金を借りるようにしましょう。

消費者金融が総量規制対象になっている理由

消費者金融が総量規制対象になっている理由
消費者金融が総量規制の対象となっているのは、総量規制が消費者金融を対象とした貸金業法によって定められた規定だからです。貸金業法は2006年に改正法が成立し2010年より施行されました。この改正法が施行されるまでは何の規制もなく誰でも簡単にお金を借りることができたため、多重債務者が多くいたのです。2000年代に入ると経済の不況により、さらに多重債務者が増え社会問題になりました。このような多重債務問題を解決すべく、また安心安全の借入を可能にするために貸金業法の改正が行われました。このような背景により、貸付金額の制限を設け、健全な貸付を行うように法律で規制しているのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は消費者金融が総量規制の対象となっている理由についてご紹介しました。消費者金融でお金を借りるときは、年収の3分の1以下という規制があります。意外と知らない!銀行系カードローンを選ぶべき6の理由の記事でも書いたように、これらの規制により返済能力を超えた借入が不可能になり、私達にとっても借り過ぎないで済むのでありがたいですよね。ただし、銀行のカードローンは貸金業法ではなく銀行法が適用されるため総量規制の対象にはならず、年収の3分の1を超えた借り入れも可能になっています。